電源を入れて起動するだけで自動的に測定・記録・マッピングが可能。
検出器は直径2インチ×長さ2インチの大容量(103cc)Nal(Tl)シンチレーターを使用。 検出デバイスには2インチの光電子倍増管を使用。
高感度検出器と高性能光電子倍増管にGPSを連動することで、車やバイク等で高速移動しながら空間線量率を測定・記録し、地図上にマッピングが可能。
高分解能によりガンマ線エネルギースペクトル分析が可能なため、人工的核種のCs-134・Cs-137の他、天然核種のK-40等の存在も確認が可能。
測定データはタブレット端末、もしくはノートパソコンにリアルタイムで表示し、自動記録します。
任意で設定した線量率を上回る値が検出された場合に、アラームでお知らせすることが可能。また、測定データが取得できないなど、測定が正しく行われなくなった場合にも警報音でお知らせします。
GeoGamma220はガンマ線を測定するディテクターと、測定したデータをBluetooth通信で受信・保存するタブレット、およびそのデータを保存・活用するためのノートパソコンから構成されています。
ノートパソコンにはWebサーバ機能があり、LANおよびインターネットを通して、任意でデータの共有が可能です。
ディテクターのアナログ入力端子にはTCS-172B等が接続可能で、同時測定しデータをグラフに表示することができます。
●検出器は直径2インチ(51mm)×長さ2インチ(51mm)の大容量(103cc)NaI(Tl)シンチレーター
●ディテクターは線量率の簡易校正済みです。※簡易校正とは、測定器の精度をおおよそ5%以内に収めるために行う校正作業で、ガンマ線(Cs137)の標準線源を測定器に照射し、その結果により測定器の補正値を設定します。
●オプションで証明書付きの線量校正が可能です。
JCSS認定を受けた校正施設で行い、測定器の精度が5%以内に収まっていることを証明する校正結果の証明書が発行されます。
●GeoGamma220は文部科学省日本原子力研究開発機構の定める「放射線測定に関するガイドライン」および原子力安全委員会が制定した「環境放射線モニタリング指針」に沿った測定にご利用していただけます。
高感度検出器と高性能光電子倍増管にGPSを連動することで、車やバイク等で高速移動しながら空間線量率を測定・記録し、地図上に線量率マップを自動作成します。
電源を入れて起動するだけの簡単な操作で自動的に測定・記録・マッピングが可能ですので、機械やパソコンの操作に慣れてない方でも、安心して測定することができます。
高分解能によりガンマ線エネルギースペクトル分析が可能。
人工的核種のCs-134・Cs-137の他、天然核種のK-40等の存在も確認が可能です。
スペクトルデータも1秒毎に自動記録されます。
ホットスポット検出時には、スペクトル測定することで核種の確認ができます。
測定データは1秒毎にタブレット端末、もしくはノートパソコンに表示され、自動で記録されます。
測定データはカウント数(cps)、線量率(Sv)、スペクトルが表示され、線量率は5段階に変更可能なグラフで表示されます。
スペクトルは対数表示することも可能です。
任意で設定した線量率を越えた時にアラームでお知らせすることができますので、ホットスポットの検出にも役立ちます。
また、測定データが取得できないなど、測定が正しく行われなくなった場合にも、警報音を鳴らすことが可能です。
タブレットのカメラで現地の線量率と位置・時刻情報が入った写真撮影が可能なため、除染作業等の前、作業後の記録に便利です。
写真の上部に線量率、位置情報(緯度・経度)、西暦/月/日時刻情報が入ります。
タブレット端末もしくはノートパソコンに内蔵された地図データにリアルタイムで空間線量率が6段階に色分けされて表示されます。(線量率の色分けは変更可能です)
空間線量率マップが自動作成されるので、除染作業等の前、作業後での空間線量率の違いが容易に測定・検査・記録できます。
線量率グラフの気になる地点をクリックすると、その地点が線量率マップに表示されるので、ホットスポットの検出が容易にできます。
地図とグラフの大きさはそれぞれ縦横、自由な大きさに調整できます。地図の移動はマウス操作で自由に移動可能で、地図の拡大・縮小もボタンのクリックで調整できます。
地図、線量率グラフ、スペクトルグラフは印刷することができます。それぞれ表示画面のサイズ調整が可能で、地図もしくはグラフだけを出力することも可能です。また、印刷ページに表題とコメントを記載することもできます。
ノートパソコンに内蔵されたデータベース管理システム「PostgreSQL」にデータを格納し、測定時刻、線量、位置等の自由な検索や加工・解析が可能です。
データベースに格納されたデータは、ブラウザで地図表示できます。(※インターネットの接続環境が必要です)
線量率ごとに赤から青まで6段階に色分けされて表示されます。また、線量率の色分けは任意で変更可能です。
ベースマップとして、Googleマップ、道路地図、地形表現、衛星画像、国土地理院地図、標準地図、淡色地図、白地図、基盤地図が選択できます。
測定データをKMZ形式のファイルに変換でき、ブラウザでGoogleEarthに表示することで、線量率の高さが立体的に見れるので、線量の変化が直観的に分かります。(※インターネットの接続環境が必要です)
測定に必要な機器が一式収まります。
肩掛け、手持ちのほか車のヘッドレストへの装着が可能。
車に搭載する場合はヘッドレスト用ベルトで、簡単にヘッドレスト等に取り付ける事ができます。
ハードケースは世界で最も衝撃性能の高いPELICAN製を採用し、ディテクター・タブレット・ノートパソコンを水やほこり、衝撃から守ります。
付属の車載ホルダーで車に固定し、充電しながら測定することができるため、長時間の連続測定が可能です。
ホルダーは大型ゲル吸盤タイプで車の振動に強く、ダッシュボードに直接取付でき、ボールジョイントで自由に角度調整できます。
アラーム機能を活用すれば、任意で設定した線量率を越えた時にアラームを鳴らす事ができ、ホットスポットの検出に役立ちます。
ガンマ線を測定するディレクターと、測定したデータをBluetooth通信で受信・保存するタブレットおよびそのデータを保存・活用するためのノートパソコンから構成されています。
シンチレータ | Nal(Tl)結晶(ヨウ化ナトリウム) 直径2インチ(51mm)×長さ2インチ(51mm) 体積:約103cc |
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検出デバイス | 2インチ光電子倍増管 |
測定範囲 | 線量率:0.001~50μSv/h エネルギー:30keV~3MeV |
γ線感度 | 90,000cpm以上(μSv/h) |
エネルギー分解能 | 7%以下@662keV(FWHM) |
GPS | 50チャンネルレシーバ内蔵 アンテナコネクタ:SMA |
出力データ | 1秒毎の緯度経度付2000チャンネルカウントデータ |
温度補正 | PMT(光電子倍増管)への印加電圧による補正 |
インターフェース | USBデバイス、USBホスト(Bluetoothアダプタ用) アナログ入力(TCS-172B等) |
電源 | 5V 280mA(ACアダプター・充電式バッテリー付属) |
バッテリー機能 | 充電式バッテリー駆動時間:約8時間 タブレット駆動時間:約8時間(当社調べです) ※ただし使用状況や環境温度、経年変化によって記載時間と異なる場合があります。 |
使用温度範囲 | -20℃~50℃ |
外径寸法、重量 | 本体:約(W)260×(H)150×(D)110mm 本体:約2.0kg 充電式バッテリー:約200g |
オプション ・JCSS線量率校正 ・校正成績書